鼓膜による可聴帯域を超える周波数特性を持った有線イヤホンです。
名前はYURIですが製品の特徴を一言で言うと極太です。また爆音の入力を楽々としのぎます。サチュレーションを起こしません。レコードをお手軽値段で聴くために作ったイヤホンですが、音楽の帯域入力をワイドに受けいれます。

EARJOYはレトロな「ドンシャリサウンド」が得意です。

アメリカのレコード針の会社LP GEARが作ったイヤホンです
レトロなサウンドのレコードが人気です。キラキラした高域が特徴のイマドキのJ-POPサウンドとは対極にある音です。年配の方には懐かしく感じるこのサウンドにレコードを買う若い人たちも魅力を感じています。

EARJOYは25年の歴史を持つアメリカのレコードカートリッジブランドLP GEARが作りました。日本のイヤホンメーカーと開発したイヤホンです。
搭載された一基のドライバーが持つ5Hz-80KHzという広帯域な周波数特性を主な「推しスペック」にしています。
が、この数字自体はあまり再生する「音」の特徴に意味をもちません。高域はスムースとは言えない帯域特性です。
EARJOYのキャラはがっつりとお腹いっぱいになる低音です。
LED ZEPPELINという70年代を代表するロックバンドがありました。ドラムとベースのリズム隊には、強力な圧があります。重低域から来る「圧」です。EARJOY再生の得意分野となります。
高域は80kHzまで出ます。が、そこはドライバー一基のイヤホン。マルチにBAをたくさん搭載するイヤホンや、ハイブリッドイヤホンの繊細な高域の倍音表現にはかないません。ドライバーは一基。思い切ってEAJOYのパフォーマンスは低域に振り切りました。
80KHZ まで出るEAJOYのドライバーは頑張って音を出そうとはしません。EAJOYとエレキギターとペダルをつなぎ、とことん歪ませたフィードバックトーンをEARJOYに入力しても余裕です。電子ピアノ右端の鍵盤によるフォルテシモも思い切り破綻なく飽和なく再生しちゃいます。
EARJOY帯域特性

低域のスムーズなカーブ。キックドラムのヘッド振動も聞こえます。EARJOYはいつもの曲から違った音を引き出してくれます。ただしをたっぷりと時間をかけてください。30時間くらい。低域が開きます。
メガネを変えるように、今日の気分でイヤホンを変える。EARJOYは決してスタメンのイヤホンにはなれないかもしれませんが、気分をあげたい時間帯にスーパーサブとして選手交代してくれるそんなイヤホンでありたいと思っています。
EARJOY YURI-TQ (TURQUOISE BLUE)


仕様
ドライバー:10mmダイナミックドライバー
再生周波数帯域:5hz-80000hz
インピーダンス:16Ω
ケーブル長:120cm(マイク付き)
プラグ:金メッキストレートプラグ
付属のイヤーピース: S、M、L各2個
音圧感度:100db
EARJOY YURI-RD (RED)


EARJOY YURI-BK (BLACK)


EARJOY YURI-SV (SILVER)


EARJOY YURI-PG (PINK GOLD)


