KAGURA®搭載️
レコード針がどんな構造をしているか。GRIT GROOVEの親ブランドであるLP GEAR®️がわかりやすく説明している動画があります。
黄色の人工ダイヤモンドKAGURA。動画で紹介しているカンチレバーの先っぽに取り付ける1mm以下の小さな部品です。
下の200倍電子顕微鏡写真の左側の先っぽの三角錐。KAGURAの音の心臓部です。天然ダイヤモンドの5倍の硬さがあります。チップの研磨は60milの三角錐に正確に行われます。
が、より難易度の高いプロセスは右側のシャンクと呼ばれる台座の加工でした。

1. ダイヤのシャンクからの脱落が絶対起きない様に蒸着させる事。
2. カンチレバーの穴に圧入するためにシャンクの直径のばらつきを+ー0.02mm以下に抑える事
3. 針全体の重量を軽量化する事
を行っています。
シャンクのついているダイヤ針は嵌合針と言われています。ダイヤモンドだけで構成されているダイヤ針は無垢針と呼ばれます。嵌合針の代表的なメーカーはナガオカ。また無垢針は低価格品ではLP GEARのNUDE SHWALTZ STYLUSがあります。高額のMCカートリッジにはOBRAY社のMRチップ等多面体に研磨されたチップが使われます。
嵌合針は穴の径が柔軟の拡張するアルミニウムカンチレバーへの取り付けが職人さんによって容易に可能です。

KAGURA®️の人工ダイヤ
レコード針はレコード溝に刻まれた波形を捕まえて物理的な振動を行います。ダイヤの針先のついたカンチレバーを通して、その根元についてある磁石に振動を伝えます。磁石の振動でカートリッジ内のコイルと電磁波を生成し、音声信号にし、レコードプレーヤーに伝えます。レコード針はアナログレコード再生において、音声録音で空気振動を捕まえるマイクのダイヤフラムの様な役割を持った重要な要素です。
レコード針についたダイヤモンドの針先は硬い高密度の素材であれば、内部分子の距離は近くなり振動の伝達は速くなります。「楕円針」はレコード溝に触れる面積を小さくする事でサンプリングレート高めます。「KAGURA」は丸針ではありますが、ダイヤの内部分子を小さくする事でレコード溝から伝わった波形の伝達を高速化。高域の周波数特性を高めていきます。

前述の様に「KAGURA」は金属台座のついた嵌合針です。台座によりアルミニウムを使ったカンチレバーとの接合性が高まります。アルミのカンチレバーは低域の特性に関わります。太い径であればリッチな、細い径であれば繊細な低域を形成します。「KAGURA」を搭載したGRIT GROOVEのカートリッジは広帯域にわたり優れた周波数特性を持ちます。
精緻に巻かれたコイル。針の単純構造。職人さんたちはややこしい組み上げに煩わされる事なく、正確に組み上がることに集中できます。
目指したのはみなさんの生活に溶け込むやさしい音です。価格も大幅に抑え込みました。
EAGLE MM CARTRIDGE
STARBRANDS.NETはオタイレコード新ブランドHAKUにおいて ベルトドライブレコードプレーヤーHTT-1100の企画&開発と中国工場への技術指導を担当しました。HAKUはレコードプレーヤーを初めて手にいれるお客様へオーディオの深い魅力の沼への「入り口」となる製品を目指しました。HTT-1100は音のグレードアップを行える様に多彩な機能を搭載しタンテのカスタマイズが簡単に行えます。
カートリッジシェル付きMMカートリッジ「GRIT GROOVE」は1万円を切る価格でターンテーブルの音を緻密に精緻に引き出し、サウンドの質をパワーアップします。HAKUの様なユニバーサルトーンアーム搭載レコードプレーヤーにすぐ取り付けられるように帯電帯磁性の低いクロームメッキ処理されたカートリッジシェルの根元から52mmの位置に針が来る様にMMカートリッジをセットアップ。金メッキ処理されたリード線のコネクターは秋葉原タイガー無線のチューブでカバー。またM2.5サイズの六角取り付けネジは横浜市ウイルコから購買した日本製です。値段は抑えめですが細かいコダワリを搭載しました。
最適針圧は2.2gですが、4.0gまで高域が破綻する事なく再生が可能です。針圧を高めることでコンプ圧が高く60μm程度の溝の狭いビートミュージックの33RPM 12インチシングルにも対応可能です。
Grit Groove EAGLE
シェル付き9,900円税込




出力インピーダンス 2kΩ
レコード針 KAGURA 丸針
負荷抵抗 47KΩ
針圧 2.0g – 4.0g
推奨針圧 2.2g
出力電圧 @ 1kHz,5mV/sec.
カートリッジ重量 7g
シェル重量 14g
シェル材質 クロームメッキ
