LP GEAR製品ページ

カートリッジ

SHELL

LP GEARはカートリッジをを固定する3種類のHEADSHELLがあります。

レコード針は出荷前にサウンドチェックをしています。

サウンドチェックには80年代にスタジオで収録されたレコードを使っています。この頃はまだデジタル手法をつかわずにフルアナログで倍音も含め全体帯域録音されているアルバムが多いので、針とカートリッジのチェックには良いと考えます。

アルミカンチレバー+スーパー楕円針付き
こちらでチェック LARRY CARLTON 1976

名人の銘機 The Vessel A3SE MM cartridge

The Vessel A3SE MM cartridgeは、MCカートリッジの世界的銘機「HANA」を開発した日本のメーカーエクセルサウンド岡田社長にLP GEARが設計依頼したMMカートリッジです。カンチレバーはアルミ素材、ダイヤは嵌合針と針素材は特別なものではありませんが、高域を伸びやかに、低域を豊かに再生します。アメリカの著名なHIFIメディア人マイケルフレーマーも絶賛。価格3倍以上の価値はあるとアメリカの購入者の方達は言います。

一般的にMMカートリッジは高出力でノイズを拾いやすいとされています。エレキギターのピックアップと弦がMMカートリッジと針の関係に近いのでを例に取ります。巻線を2重にして出力をあげるハムバッカー。凝ったリフやギターソロでギタリストが音を前の押し出したい時に使います。(写真のギターのリアとフロントのピックアップです。)MMのカートリッジはコイルの巻線ボリュームが大きいので高出力。ダイナミックで前に出ます。パワフルな音がします。

出力のコントロールにはカンチレバーの中に入っているマグネットの磁力を調整します。出力をあえて上げないやり方を取り、パンチよりディテールを優先する作り方も針製造工程上の調整で可能です。

また音質に大きく差が出るのはカンチレバーをノブと言われるカートリッジに差し込むための樹脂部品に取り付けるゴムです。ゴム調合により固くしたり柔軟したりします。大きく溝に合わせて針を振幅させるには柔らかい素材の方が良いとされますが、これも針先、カンチレバー、ノブの素材特性とそれぞれの部品のボリュームや重さによって左右されていきます。

MMカートリッジコイルは構造が単純なので保管状況が良い限り、半永久的に動作します。30年以上動作しているものも多くあります。MMは針の交換によって常に最新のパフォーマンスが保てます。

LP GEARでは丸、楕円、無垢ダイヤ、嵌合ダイヤと様々な針の種類のレコード針を取り揃えていますので、針交換で音質パワーアップを手軽に楽しめます。

The Vessel A3SE cartridge アメリカのお客様の声

「シルクのように滑らか。豊かで、クリーンで、精密で、詳細な音で、深い低音から高い高音まで美しい音色を持つ音です。」

「私はこのカートリッジをSL1200 Mk5Gに搭載していますが、素晴らしい音です。私はこれをSchitt ManiのフォノプリアンプとSwagman電源の組み合わせで動かしています。」

「The Vessel A3SEとその性能をこの価格で体験できたことは、15年間オーディオをレビューしてきた中でも衝撃体験でした。The Vesselのカートリッジは違う種類の針を交換することでアップグレードも可能なので、この楕円針のついたA3SEの音の素晴らしさを考えると、よりグレードの高い針がついたモデルがどんなものなのか想像がつきますね!」

製品仕様

  • タイプ: ムービングマグネット
  • 周波数帯域:20~25,000Hz
  • 出力電圧 @ 1kHz: 3.0 mV
  • チャンネルバランス @ 1kHz <1.5dB
  • チャンネルセパレーション @ 1kHz 22dB
  • ダイナミックコンプライアンス(100Hz): 8×108cm/ダイン
  • トラッキング能力(2.0g時):60μm
  • カンチレバー 特殊アルミパイプ
  • スタイラスタイプ 超楕円形
  • スタイラス先端半径:7.6µm×15.5µm
  • 追従性:2.0g
  • 内部インピーダンス @ 1kHz: 670オーム
  • 内部インダクタンス:270mH
  • 推奨負荷抵抗 47 kOhm
  • 推奨負荷容量:100-300pF
  • カートリッジカラー、ボディ/スタイラス ブラック/ゴールド/スカイブルー
  • 重量:6.0g
  • 外形寸法 H18mm×L26.95mm(28.2 プラグ装着時)×W17.00
  • 取付金具が付属しています: ネジ×4、ナット×2
  • スタイラス交換 A3SE
カーボンカンチレバーとスーパー楕円針の組み合わせ
SHELLとリード線は製品に含まれていません。

世界で一番出回ってると言っても良い3600LというMMカートリッジ。オーディオテクニカさんが世界中に供給したMMカートリッジです。

このMMカートリッジを「プラットフォーム」とし、LP GEARの針を変えて音質を変えたり向上させる事が出来ます。

レコード針はそれぞれの部分素材が固ければ硬いほど高域が伸びます。レコードの溝から針内部に伝わる振動の分子間の伝達が、硬いと密になるため、高域の細かい波形の伝達が正確かつ早くなるからです。柔らかい素材となれば、グルーブ内の波形以外の余計な振動が増えるので、その余計な振動がカートリッジの中にコイルやコンデンサーに伝わってしまえば音は濁ります。レコードの音を正しく再生するにはダイヤモンドの使用が必要になるのです。ルビーの針先では正しいレコード再生は難しいでしょう。

3600LEで使っている嵌合針。ダイヤチップの下に金属の台座がついています。上記の写真でみるように、金属とアルミのカンチレバーは嵌合しやすいので、固定のための接着剤が少量ですみます。この台座により中低域がリッチになります。この嵌合針は日本の独自技術で、世界で他に作れる国はありません。

2017年の登場以来、Clearaudio Virtuso、Grado8MR、高尚なMCカートリッジとすら比較されています。

カーボンファイバーのカンチレバーは、アルミの10倍の強度を半分の重量で提供します。LP GEAR®が関わり共同開発・設計されたCF3600LEは、3600Lカートリッジの音をレコード針で良化させるためにカーボンファイバーを活用しています。高品質のムービングシステム支点とラジアルダンピングリング、スーパー楕円ダイヤモンドチップの組み合わせは、思わず聴きたくなる音楽をレコードから再生します。カーボンだから出来る、高速で忠実なレコード溝に対するレスポンスが可能となります。

調和のとれたフルボディな音。屈折感があり、すがすがしいほどクリスタル・クリーンなサウンド。ディテールが空間的に放射されます。ニュアンス豊かな音色の複雑さを体験できるでしょう。

アメリカのお客様の声

Ortofon 2M Black 、2M Blue 、Dynavector DV 10X5 と比較しました。 12時間の連続再生後、CF3600LEは静かで、豊かなディテールを持ち、特に女性ヴォーカルに魅力的なサウンドであることを発見。

今日もまたCF3600LEを聴いています。MMカートリッジはAT-3600Lだし、針が違うと言っても値段が値段。それほど良いものではないとそのうち気づくだろうと思い続けていますが、Virtuoso、2M Blue、Grado blue、Shure m97XE.1など、私が所有しているどのカートリッジにも劣らない「正しい」サウンドであることに何度も驚いています。

CF3600LEを針圧2.2gから2.5gまでトラッキングしました。今は2.4ですが、「正しい 音」です。素晴らしいカートリッジです。

値段の割に良いカートリッジです。このカートリッジは溝を掘り下げ、優れたディテール、優れた低音、自然な中音域で音楽的な表現をしてくれる。ただ聴きたくなるような音楽を再生してくれる。どの機材と組み合わせても同じ体験になります。針先交換だけで高価なカートリッジを買い直すことを考えなくて済むので、今よりレコードを回数聴いています。安い価格だからと言って惑わされてはいけません。何人かの友人にも勧めましたが、みんな楽しんでいます。

Grado 8MRのような、Grado特有のハムノイズのないサウンドでした。ニュートラルで、軽く、心地よく、聴きやすい。使用されている素材(カーボンファイバー)を考えるとお値打ち価格だと思います。

高域の明瞭さと伸び、ディテールの改善という点で顕著でした。

日本のオタイレコードのコメント

カーボンファイバーを使用したカンチレバーが特徴的なCF3600LE。
空間表現もしっかりできていて、音の芯もしっかり感じられる。
高域の解像度も申し分ない出来である。

カーボンの仕様に関して, スピーカーで使われているので、じぜんもう少し振動が吸収され音が素っ気ないイメージがあったが
CF3600LEに関してはそれは杞憂で、感性豊かな表現を可能にしている。

DJはもちろん、リスニングユーザーにも価格からは想像できないくらいのクォリティがある。

1万円を切っている価格にもかかわらず想像よりも精緻な音世界が展開される。
レコードの持っている情報を想像よりもはるかに高い精度で再生している。

レコードの情報を余すところなく取り出したい!
でもウン万とするカートリッジはつらい!っていう方にこれはおすすめです。

製品の特徴

倍音再生が絶妙。立体的なサウンドを作り出す。
カーボン・ファイバー製カンチレバーが、溝への優れた触感を実現。すっきりとした音質
繊細なトレース精度を実現するスーパー楕円ダイヤモンド
ダイヤモンドチップのR/R半径:8 × 18 µm(.0003 × .0007 inch)
LP GEAR®が日本メーカーと共同開発・設計

製品仕様

  • VM デュアルマグネットカートリッジ
  • 周波数帯域:20~25,000Hz
  • 出力電圧 @ 1kHz,3mV
  • チャンネルバランス@1kHz 2.5 dB以下
  • チャンネルセパレーション@1kHz:18 dB以上
  • 負荷抵抗: 47kオーム
  • 負荷容量: 100 – 200 pF
  • スタイラス・タイプ: 0.3 × 0.7 mil スーパー 楕円・ダイヤモンド
  • カンチレバー: カーボンファイバー
  • 針圧レンジ 1.8 – 3.5 g
  • 推奨追従力:2.5~3.0g(試聴にて設定)
  • コイル・インピーダンス(1kHz 2.8kオーム)
  • 推奨負荷抵抗 47kオーム
  • 推奨慣らし時間 30時間
  • 重量:5.0 g
  • 寸法 (mm): 30mm D×17mm W × 17.0mm H
  • 付属品 真鍮ネジ×2、ナット×2

”FUJIYAMA mk2” CF3600LEとSHELLのセット

NSS(NUDE SCHWARZ STYLUS) 無垢ダイヤ丸針と AT3600L MMカートリッジ との組み合わせ
SHELLとリード線は製品に含まれていません。

NSS(NUDE SCHWARZ STYLUS)とは無垢の黒ダイヤです。

別モデルCF3600LEでつかわれている嵌合針というダイヤは、ダイヤモンドの金属に台座が付いていて、この台座をアルミカンチレバーの中に押し込み接着して取り付けます。この台座とカンチレバーの噛み合わせがダイヤの振動のバッファーとなり音質を穏やかにします。

3600L NSS の無垢ダイヤにはこの台座がついていません。カンチレバーに接着剤だけで取り付けます。このことで振動は直にハイスピードでカンチレバーを通してコイルやコンデンサーに伝わります。

LP GEARはこの新しい無垢ダイヤ NSSスタイラスの開発元と提携をしました。NSSスタイラスは、量産技術、長年にわたる研磨開発、根気の必要な度重なるテスト、製造装置のたゆまぬ進化の成果です。NSSをカートリッジに装着すれば、レコードのグルーブに忠実で素晴らしい音質をお聴きいただけると確信しています。NSSの先端には、人工の多結晶ダイヤモンドが使用されています。従来のダイヤより強靭で3倍長寿命です。

音質としては抜ける様な高域。FENDER ROHDESやMOOGの高域の倍音歪みまでも再現します。まるでCDの様な音。DIGITALの様なUNDIGITALサウンドです。

Nude Schwarz Stylus(NSS)の顕微鏡写真

アメリカの販売店のNude Schwarz Stylus(NSS)について下記の様にコメントしています。

「このダイヤモンドは、長さに合わせてカットされた合成ダイヤの棒から作られています。顕微鏡で見ると、こんなに醜いダイヤモンドの形はないでしょう。側面(カット跡ではありません)は粗く、カットは立体の中心から外れていて(オフセンターカット)側面は不揃いに長く見えます。しかし、顕微鏡を横に置き、目を閉じて音だけに耳を傾ければ、この新しい針先が作る真の音の美しさが見えてくるはずです。

日本のオタイレコードのコメントは下記です。

質の高い低域といつまでも聴き続けたくなる優しく深遠なる音

ダイレクトで、音が太くグルーブ感がしっかり感じられる出来。
低域の表現は圧倒的

付帯音を消し去り、素晴らしいS/Nを実現することに成功している。

とにかく低域表現が素晴らしい。ベースやドラムの低域は深遠な世界描き出し、リアルな質感が手に取れるようなイメージ。

ダンスミュージックやロックなど激しい音楽、40-50年代のナローレンジな音楽表現なども温かみや懐の深さをもってリスナーを満足させてくれるはずである。

そして特筆すべき点は低域の「量感」だけが優れているわけではなく、決してにじむことなく、ある意味フレッシュに描いてくれることである。

帯域的にLOWがぼんぼん出る、ということではなく、しっかり解像度も担保しながら再生できていることに驚いたし、NSSダイヤ内部の振動系統がハイスピードでシンプルな実力を持っているのではないかと思う。

聴き疲れもすることなく、中域や高域においても、しっかり気持ちよく出てくるし、低域に埋没することはほとんどない。
これだけ低域がしっかり出ているのにもかかわらず、しっかり分離していることに関しては思わずニヤリとさせてくれる。

普段大き目なボリュームで再生される方や、クラブDJなど大音量で再生するミュージックラヴァーの方にも絶対おすすめしたい出来である。疲れないのです。

“JURA” SHELLとAT3600L NSSのセット

    カーボンカンチレバーと嵌合ダイヤスーパー楕円針

    帯域全体にバランスの取れたMMカートリッジのベストセラーモデルAT95 MMカートリッジに、カーボンカンチレバー+嵌合ダイヤスーパー楕円針のセットです。

    バランスの取れたAT95Eなら、大所帯のバンドであっても無数の帯域の音をなんなくひっぱり出します。またカーボンカンチレバーにしっかりと嵌合されたスーパー楕円針の形状により、レコードのグルーブに狭く当たる事で波形を緻密にキャプチャーして行きます。細かく刻まれた高域の波形をとなりの波型形状に濁ることなく、干渉なくきっちり拾います。硬いカーボンカンチレバーはこの細かい高域波形を高速で磁石振動に変えMMコイルに伝えます。

    カーボンファイバー複合材は、半分の重量でアルミの10倍の強度を提供します。LP GEARが共同開発に関わったカーボンフィデリティ95スーパー楕円針(CF95SE)MMカートリッジは、複雑な高振幅のアタックやトランジェント、低域に重く録音されたパッセージに反応するカーボンファイバー・カンチレバー素材技術の恩恵を受けています。スーパー楕円ダイヤモンドチップの組み合わせは、あなたが聴きたいと思わせる音楽を生み出します。

    CF95SEフォノカートリッジ詳細

    • タイプ VMデュアルマグネットステレオ
    • 出力電圧 @ 1kHz,5cm/sec.
    • チャンネルバランス@1kHz 2.0dB以下
    • チャンネルセパレーション@1kHz 20 dB
    • 周波数特性 20Hz-20kHz
    • ダイナミック・コンプライアンス(x10-6 cm/dyne): 6.5
    • 負荷抵抗: 47kオーム
    • 負荷容量: 100 – 200 pF
    • スタイラス・タイプ 0.3 × 0.7 mil Spectra楕円ダイヤモンド
    • カンチレバー スーパー・フィデリティ・カーボンファイバー2
    • トラッキング・フォース・レンジ 1.5 – 2.5 g
    • 推奨追従力 1.8 g (18 mN)
    • 1kHzでのコイル・インピーダンス 2.8kオーム
    • 位相極性 同相、正極性
    • 推奨負荷抵抗 47kオーム
    • 推奨慣らし時間 30時間
    • カラー:ブラック、シルバー、インディゴ、ホワイト LP GEAR
    • 重量: 5.7g ± 0.5g
    • 寸法(mm):28.1l×12.7w×17.2h 28.1l × 12.7w × 17.2h
    • https://www.amazon.co.jp/dp/B0C9NGK5BH?ref=myi_title_dp付属品 真鍮ネジ×2、ナット×2

    ”FUJIYAMA mk3” CF95SEとSHELLのセット

    LP GEARのシェルは東京国立市と豊島区の工場で経験ある職人さんによって手作りで作られました。リード線は4N線を使用(銅純度99.9999%です。)軽いカートリッジにはZUPREME 重めのカートリッジには重さ10グラムを切るULTIMATEがおすすめです。

    LP GEAR ZUPREME Headshell

    LP GEAR Zupreme™は、ハーフインチマウントヘッドシェルです。ヘッドシェル・ワイヤーを含めて12.0グラムです。

    強度、軽さ、構造的な堅固さのために、Zupremeと呼ぶ航空宇宙産業基準構造の金属合金を使用しています。同様の金属合金は、ポルシェ、フォルクスワーゲン、BMWの高級エンジン部品やエンジンブロックに使用されています。

    直近の生産では、旧バージョンとは異なる高導電性のスリーブ入りリード線に圧着された新バージョンのJELCO製金メッキプラグが採用されています。各ワイヤーは、高導電性銅の導電性を維持するためにスリーブ絶縁されています。

    LP GEAR Zupreme™ヘッドシェルは、六角ネジで水平方向(方位角)の調整も可能です。これは重要な機能です。これにより、レコードの溝を正確にトレースするために、スタイラスのダイヤモンドの先端を水平に揃えることができます。

    コネクターも一つ一つ手作りです。

    LP GEAR ULTIMATE Headshell

    エレガントでシンプル、そして厳選されたパーツと素材を使用し、東京のラボで非常に高い精度で設計製造されたLP GEAR Ultimateヘッドシェルは、高純度なサウンド、ニュアンス、ディテールを提供するよう設計されています。ヘッドシェル・ワイヤーを含む重量は約9.0グラム。10グラムを切ります。

    引張強度、軽さ、構造的完全性のために、サテン仕上げ高剛性ジュラルミン-を使用しています。同様の金属合金は航空宇宙産業で使用されています。

    高い接続性を実現するため、このヘッドシェルには、金メッキプラグで終端された絶縁銅線が付属しています。ヘッドシェルのターミナル・チップは金メッキリン青銅です。ハイファイ・リスナーのためのヘッドシェル、それがLP GEAR Ultimateヘッドシェルです。